お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「ああ、さっき正式にご本人からも挨拶の電話があったよ。まあ、本当によかったんだが、俺からすると複雑というか……――って、え? 君は聞いてないのか?」
鶴岡さんはどことなく複雑そうに、私の表情をチラチラ窺いながら打ち明けてくれるが、なぜだか私はすでに知っていると思っていたらしい……
どういうこと?
きっと手に持参している資料には、モデルの詳細情報が書いてあるのだろう。だが、なかなか私に見せてくれなかった。いつもなら、説明するよりも『見ろ!』と情報共有してくる人なのに。そこはかとなく、緊張感が心に滲んだ。
「どなたに、なったんですか……?」
待ちきれない思いになって、追求したそのとき、会話を切り裂くように休憩室の扉が開き、興奮気味の女性社員たちの声が耳に飛び込んできた。
「ちょっと見た? 大道寺のホテル事業のCEO、婚約してるらしいよ?」
「見た見た。公式SNSの写真でしょう? ネットニュースにもなってたね。この前会社に来てたとき、向坂さんとお似合いだと思ってたのに、まさかの婚約者!」
え……?
鶴岡さんはどことなく複雑そうに、私の表情をチラチラ窺いながら打ち明けてくれるが、なぜだか私はすでに知っていると思っていたらしい……
どういうこと?
きっと手に持参している資料には、モデルの詳細情報が書いてあるのだろう。だが、なかなか私に見せてくれなかった。いつもなら、説明するよりも『見ろ!』と情報共有してくる人なのに。そこはかとなく、緊張感が心に滲んだ。
「どなたに、なったんですか……?」
待ちきれない思いになって、追求したそのとき、会話を切り裂くように休憩室の扉が開き、興奮気味の女性社員たちの声が耳に飛び込んできた。
「ちょっと見た? 大道寺のホテル事業のCEO、婚約してるらしいよ?」
「見た見た。公式SNSの写真でしょう? ネットニュースにもなってたね。この前会社に来てたとき、向坂さんとお似合いだと思ってたのに、まさかの婚約者!」
え……?