お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 震える声で訴えると、はる君の綺麗な目が大きく見開かれた。


「この先、私の未来には、はる君がいないなんて考えられない。これまでたくさん傷つけたり、振り回したりしてしまったと思う。それでも、はる君のことが大好きで……できることなら、これからもずっとずっと、はる君の隣にいたい……将来を考えるときは、私を選んでくれたら嬉しいっ」


 ここに来るまでに、遠回りした私たちだけど、もうこの気持ちは揺るがない。

 こぼれた涙を腕で拭い、私は祈るように彼の手を握りしめた。

 この前、ようやく気持ちが通じ合ったばかりなのに、〝将来〟なんて突拍子もないことを言っている自覚はある。だけど、不思議なくらい迷いはなかった。

 もう二度と、自分からはる君の手を離したくない。たとえこの先何があったとしても、はる君とならきっと大丈夫。自分でも驚くほどにそう思うのだ。

 今の私にできるのは、ちゃんとこの気持ちを伝えることだけだと思った。


「みのり……」


 俯いてはる君の手を握ってる私に、はる君の柔らかな声が降ってくる。

 その優しい響きに導かれるように顔を上げた瞬間――


「んんっ……!?」
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