お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 あの日、はる君が隣にいてくれたから、私は踏み出せた。
 怖くても、変わりたいと思えた。前を向きたいと思えた。きっとそれは、はる君が、私の背中を優しく押してくれていたからだ。

 蘇ると、ス……ッと心が定まるのを感じた。

 ――もう一度、彼が見つめてくれている自分を信じてみたい。

 ゆっくりと息を吸い込むと、自然と心に決めた言葉がこぼれ出た。


「……私、やってみる。はる君の隣、私も歩きたいから」


 口にすると、はる君の目が僅かに見開かれる。


「何より、はる君の隣を、誰にも譲りたくないもん」


  そうだ。誰にも譲りたくないんだ。彼の隣は、私だけの居場所であってほしい。どんなに自分よりも素敵な女性が現れたとしても、はる君だけは誰にも譲れない。

 そして何より……どうしてなのか、はる君となら大丈夫だと思えるんだ。

 口にした途端、はる君は弾かれたように腰を浮かせ、ぐっと私を強く引き寄せた。そのまま呼吸が止まってしまうほどの力で、きつく、きつく抱きしめられる。


「――ああ、もう、みのり……ありがとう、嬉しい」


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