お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「……我慢しなくていいから、いっぱい愛して?」

 
 もう、そうなってしまえば、言葉なんていらなかった。
 私たちはそのままの流れで寝室へとなだれ込むと、衣服を剥ぎ取り合い、飢えた獣のように貪欲に愛を交わし合った。
 

「……近いうちに、さっき君がくれた言葉を実現しに行くから、一生俺に愛し尽くされる覚悟をしておいてよ」


 恍惚とした意識の中で聞こえてくる甘美な言葉。

 抱きしめる腕にぎゅうっと力が籠もるのを感じながら、私はそっと意識を手放した。

 
 優しくて大きな手が、私の顔や身体を労わるように何度も撫でていく。それがとても心地よくて、幸せで、私はそのまま夢の中へと吸い込まれていった。

 はる君となら、何があってもきっと大丈夫。……ブライダルイベントだって、きっと、怖くない――

 優しい温もりに包まれながら、私は無意識の世界でそんなことを思ったのだった。



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