お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 優梨ちゃんと居酒屋で別れ、ひとり暮らしをするマンションに帰宅した私は、倒れ込むようにベッドに寝そべった。

 留学から帰ってきてから一人暮らしをしているここは、1LDKという広すぎない間取りと、自分好みに揃えたカジュアルな小物とインテリアがとても居心地がいい。

 ごろりと寝返りを打つと、部屋の奥に置いた姿見に、ぼんやりと寝そべる自分の姿が映った。


『みのりに覚悟があるなら俺――もう我慢しないよ』


 ふと蘇る、あの日のはる君の言葉。

 ……今なら、はる君の言いたかったことがわかる気がする。

 彼の言う〝覚悟〟と〝我慢〟とは、きっと彼が私には言えなかった、私とは正反対の女性が好きだという本心を聞く覚悟があるのかと問いかったのかもしれない。
 あのときの彼は、怖いくらい真剣な目をしていたから。優しい彼は、ぎりぎりまで言い出せなかったに違いない。

 なのに私ってば……『触れたい』なんて、前のめりになって! 恥ずかしい……!

 毛布をかぶって、ゴロゴロと身悶えした。

 あの日以来、私は以前にも増して、自分の体形や人目を気にするようになった。
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