お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「私だって……ずっと、はる君と一緒にいたいに決まってるよ」


 逃げ出した私には、口にする資格なんてないかもしれないけれど、でも、それ以上に、もう大好きな人の傍を離れたくないって思う。

 これから先の人生を、ずっと彼と歩いていきたいって――


「私も、もう離さない。ずっと傍にいて……私と結婚してください」


 言い終わるより先に、私はプールサイドから飛び降り、はる君へ飛びつくように抱き着いた。


「――おっと……!?」


 はる君は慌てたように私をどうにか抱き留めた。

 しっかりと抱きしめ合い、左手の薬指にエンゲージリングを嵌めてもらう。それから、至近距離で重なり合う視線。

 ――遠回りしたけれど……今の私たちなら、きっと大丈夫。もう二度と手放したりしない。はる君、ずっと好きでいてくれて、ありがとう。

 はる君の大きな手が、そっと頬に触れる。

 少しだけ冷たいその温もりに導かれるようにして、私が目を閉じようとした。何も言わなくても伝わってくる想いに、胸がいっぱいになる。

 パチパチ、パチパチパチ……!

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