お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「あっ、そういえば聞いてる? 両家の両親たち、昨日からこっちに来てるんだって」
空港直結の複合施設の中央には、ビル五階分もの巨大な人工滝がある。天井のガラスドームから轟々と流れ落ちる水飛沫を横目で見上げながら、俺は少し前に母から届いた連絡を思い出す。
「うん、聞いたよ。挙式の二日前に来て、先に観光を楽しんでるってね。ずいぶんと、楽しそうなメッセージだったよ」
昔から変わらず仲のいい両親たちは、明日予定されている息子たちの結婚式にかこつけて、すでにシンガポール旅行を満喫しているらしい。
俺も休暇を作るためにかなり前倒しで仕事を片づけていたが、父まで珍しくスケジュールを詰め込んでいた理由に、妙に納得してしまった。……もっとも父の場合は、息子の結婚式より、溺愛している母との旅行を最優先した気もするけれど。
そんなことを考えながら空港内を歩いていると、不意にスーツの内ポケットでスマートフォンが震えた。画面を確認すると、仕事の都合で披露宴からの参加になる陸からの連絡だった。
空港直結の複合施設の中央には、ビル五階分もの巨大な人工滝がある。天井のガラスドームから轟々と流れ落ちる水飛沫を横目で見上げながら、俺は少し前に母から届いた連絡を思い出す。
「うん、聞いたよ。挙式の二日前に来て、先に観光を楽しんでるってね。ずいぶんと、楽しそうなメッセージだったよ」
昔から変わらず仲のいい両親たちは、明日予定されている息子たちの結婚式にかこつけて、すでにシンガポール旅行を満喫しているらしい。
俺も休暇を作るためにかなり前倒しで仕事を片づけていたが、父まで珍しくスケジュールを詰め込んでいた理由に、妙に納得してしまった。……もっとも父の場合は、息子の結婚式より、溺愛している母との旅行を最優先した気もするけれど。
そんなことを考えながら空港内を歩いていると、不意にスーツの内ポケットでスマートフォンが震えた。画面を確認すると、仕事の都合で披露宴からの参加になる陸からの連絡だった。