お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 ちょうど到着口を出たところで、グランツ・ハピネスの送迎車が待機しているのが見える。出迎えてくれたスタッフにスーツケースを預け、みのりと並んで後部座席へ乗り込んだ。車が静かに走り出したところで、俺は陸からのメッセージを開く。


【改めて、結婚おめでとう! 最高の挙式になるかなー? またプールに落ちないかなー? あっ、公開プロポーズは一回で十分だからね~!】


 ――また、からかって……

 つい、ため息混じりの声が漏れてしまったらしい。隣に座っていたみのりがきょとんとする。


「どうしたの?」
「……陸からのメッセージだよ。またブライダルイベントのことを引っ張り出してくるんだ」


 そう言ってメッセージ画面を見せると、みのりも恥ずかしそうに笑った。

 あのリゾートプール内での公開プロポーズ騒動は、想像以上に話題になってしまった。

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