お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 今日のみのりは、淡いベージュのワイドパンツに、柔らかな白のブラウスを合わせている。私服では今もこういった落ち着いた服を選ぶことが多い。けれど最近は、俺のパーティーに同伴するとき、みゆきさんに勧められて華やかなパーティードレスにも少しずつ挑戦するようになっていた。

 先月の黒のシフォンドレスも、すらりとした彼女によく似合っていて――正直、周囲の視線を集めすぎて俺としては気が気じゃなかったくらいだ。


「ん? どうしたの?」
「模擬挙式の話をしていて気付いたんだけどね……私、今回の結婚式は緊張もしてるけど……それと同じくらい、楽しみだなって思ってるみたい」


 そっと打ち明けるような声音に、思わず息を呑む。

 え……?

 胸の奥が苦しいほど熱くなり、うまく言葉が発せなかった。
 みのりは、そんな俺を見ながら、少しだけはにかむように笑った。


「模擬挙式のときは、着たことない衣装で注目を浴びることに、やっぱり抵抗があったし自分でいいのかなと思ったりもした。けど、今回は結婚式で私ははる君の大切な人だって、多くの人に紹介してもらえる日だから……そのことがとっても嬉しいの」


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