お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
足元に広がるのは、厚みのある絨毯。眩いほどの照明に照らされた室内は、アールデコ調のインテリアでクラシックとモダンの調和が取れていて、余計なものが一切なかった。大きな窓の向こうには、夜の街が宝石を散らしたように広がっているのに、閉じ込められたように息苦しかった。
「とりあえず、コーヒー淹れるから、座ってて……」
正直、コーヒーなんて言う穏やかな気分じゃないが、帰るとも言い出せない空気だ。
今さら私と何を話したいかはわからないけれど……私の方も六年前一方的に別れを告げ去ってしまったことにかんしては、ほんの少し後ろめたさがあるのも事実だった。
あの日、私ははる君に別れ告げ、そのまま連絡を絶ち、すぐに連絡先も変えた。そして、彼との接触を避け続けたあと、日本を離れた。 留学の件は学校関係者以外には知らせないようお願いしていたし、変更した連絡先についても同様。在学中だって、はる君と会うのが怖くて、一度も帰国しなかった。彼自身も私の留学の数年後から、ずっと仕事の都合でニューヨークにいたから、帰国後も接触を避けるのは容易だった。
「とりあえず、コーヒー淹れるから、座ってて……」
正直、コーヒーなんて言う穏やかな気分じゃないが、帰るとも言い出せない空気だ。
今さら私と何を話したいかはわからないけれど……私の方も六年前一方的に別れを告げ去ってしまったことにかんしては、ほんの少し後ろめたさがあるのも事実だった。
あの日、私ははる君に別れ告げ、そのまま連絡を絶ち、すぐに連絡先も変えた。そして、彼との接触を避け続けたあと、日本を離れた。 留学の件は学校関係者以外には知らせないようお願いしていたし、変更した連絡先についても同様。在学中だって、はる君と会うのが怖くて、一度も帰国しなかった。彼自身も私の留学の数年後から、ずっと仕事の都合でニューヨークにいたから、帰国後も接触を避けるのは容易だった。