お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
「本当は、もう少しきちんとした形で、話し合いの場を設けるつもりだったんだけど……婚活パーティーと聞いて、気づいたら乗り込んでいた……」


 困ったように笑うはる君に、私はますます混乱する。

 いずれにしても、私に会いに来るつもりのような言い方も気になるが、まるで私に婚活なんてしてほしくないみたいな口ぶりだ。

 意味が分からないよ……


「なに、いって……」


 混乱する私を落ち着かせるみたいに、はる君がそっと私の手に触れる。


「俺は今でも、みのりが好きだよ」


 熱を帯びた声が、まっすぐ胸に落ちてくる。


「だから、君が俺の前からいなくなった理由を、ちゃんと聞かせてほしいんだ。そして、出来るなら、もう一度やり直したい」


 呼吸が止まってしまいそうになった。


「やり、なおす……」


 信じられないと言葉を詰まらせる私に、彼はもう一度はっきりと言った。


「どうしても君を諦めきれない。もう一度君に傍にいてほしいと思っている」


 頭がくらくらした。
 同時に、あのときの言葉が容赦なく胸を抉る。


< 41 / 339 >

この作品をシェア

pagetop