お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 喘ぐ私の唇に、今までで一番熱い口付けが降ってくる。

 ——なんで、こんなことに……

 信じられないことの連続に頭は困惑しているのに、心と体はひどく満たされていることに気づいて、胸が締め付けられた。


「みのり……もう絶対に逃がさないから、覚悟して――」


 薄れゆく意識のなか。はる君がそう囁いた気がした。

 あんなことを言っていたのは、はる君なのに……どうして――

 私は温かい腕に抱きしめられながら、意識を手放したのだった。
 
< 54 / 339 >

この作品をシェア

pagetop