お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 ――今までも何度も想ってきたが、やっぱりみのりは天使だよな? 天使にしか見えないんだが……?

 父に似て、表面上は穏やかでもよく考え方が堅物だと言われる俺だったが、みのりの純粋さや素直さにはめっぽう弱かった。
 なかでもこんな風に、俺のことを好きなのではないか? と思わせるようなことを告げられると、心臓がドキドキして、落ち着きを取り戻すまでに時間がかかった。

 まあ、それもそうだろう。みのりは幼い頃から、誰が見ても美人だった。雪のように白い肌に、意志の強さを秘めた大きな瞳。本人に自覚がないが、母のみゆきさんや姉のみさととはまた違う、どこか慎ましい雰囲気の美しさをまとっていた。俺にとって、世界一可愛い女の子だ。それも、誰かに頼るより先に、まず自分で動こうとするところがあって……その静かな行動力に、俺は昔から心を奪われていた。

 いつしか〝守りたい〟だけじゃなくて、好きだから、ずっと隣にいたいという想いに、なっていた。

 それから、自然と、俺たちが一緒にいる時間は増えていった。
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