お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 一緒に図書館で勉強をしていたとき、ふいに聞こえてきた。

 初めは幻聴かと思った。だが驚いて彼女を見てみれば、彼女もまた無意識にこぼれた言葉だったようで、目を見開き口元を覆っていた。

 俺は……胸が締めつけられるほどの歓喜に包まれていた。

 高等部に進学してからのみのりは、目に見えて大人びていった。もともとの整った顔立ちはそのままに、背はすらりと伸び、白く長い手足がいっそう映えるようになった。陸には呆れられたが、控えめに言っても世界一……いや宇宙一可愛いと、俺は胸を張って断言していた。

 みのりは否定していたが、周囲の視線だって、確かに彼女へと注がれていた。だから俺は、高等部まで迎えに行ったり、放課後の勉強会で周囲に親密さをアピールしたり、彼女に好意を寄せる男たちを何度牽制したかわからない。そんな心の底から大切で仕方ない彼女からの何の前触れもない告白に……俺はなかなか言葉を発することができなかった。


『……ご、ご、ごめんね……! なんか、気持ちが溢れちゃって……わ、忘れて――っ!』


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