お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 俺の方は大学部に通いながら父の仕事に同行するなどして、実家の経営に携わる準備段階に入っているが、みのりはまだ学生で将来を決める大切な時期でもある。 俺の欲で、彼女の時間や心を乱したくなかった。大切に思うからこそ、彼女が高等部を出るまでは節度のある関係性を考えていた。

 ちなみに、陸には真っ先に交際の報告していた。姉さんや両親には、特別知らせてはいないが、おそらくたびたびメールを打ちながら俺が締まりのない顔をしていたばかりに、気づかれていただろう。特に姉さんは個人的にもみのり仲が良いからそこから報告を受けていてもおかしくはない。とにかく温かく見守られていたのは感じていた。

 俺はこの関係が永遠に続いていくものだと、信じて疑っていなかった。

 だが――しだいに、歯車が狂いはじめたんだ。


『はる君は、私とじゃ……キスも、それ以上のこともシたくない……?』


 俺が大学部三年で、みのりが高等部三年の冬のとある日。いつものように進学を控えた彼女と勉強していると、ふいに尋ねられた。

 俺は、思わず目を見開いた。

 彼女の瞳は、恥ずかしそうながらも、不安そうに揺れていた。
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