お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
先ほど、打ち合わせのときにも渡された彼の名刺だった。……しかし、それとは少し違う。今、私が渡されたものには、空白欄に彼のプライベート用の電話番号とメールアドレスが描かれていた。
「もう一度、登録しておいてくれる? 今夜、会ったときに、みのりの連絡先も教えてほしい」
昔と変わらない番号を眺めながら複雑な気持ちになっていると、身に覚えのないことが耳に入り、そちらへと意識が向かった。
「え? 今夜……?」
いや、会う約束なんてしていないけど……?
「今夜、もう一度会ってほしい。この前話せなかったことをきちんと話したい」
はる君は、まっすぐ真剣な眼差しで私を見つめて言う。まるで、懇願するみたいに。
……名刺を渡すのはついでで、きっと彼はこれが言いたかったのだ。
こんなふうに見つめるのはやめてほしい。六年前に聞いた彼の本心が、何かの間違いだったのでは? と思いそうになってしまう。どんなに甘い台詞を囁いても、彼の気持ちは知っているし、きっと少し懐かしくなっただけでこんな気持ち一時的でしかないだろうに……
「ごめん、話すことなんて――」
「もう一度、登録しておいてくれる? 今夜、会ったときに、みのりの連絡先も教えてほしい」
昔と変わらない番号を眺めながら複雑な気持ちになっていると、身に覚えのないことが耳に入り、そちらへと意識が向かった。
「え? 今夜……?」
いや、会う約束なんてしていないけど……?
「今夜、もう一度会ってほしい。この前話せなかったことをきちんと話したい」
はる君は、まっすぐ真剣な眼差しで私を見つめて言う。まるで、懇願するみたいに。
……名刺を渡すのはついでで、きっと彼はこれが言いたかったのだ。
こんなふうに見つめるのはやめてほしい。六年前に聞いた彼の本心が、何かの間違いだったのでは? と思いそうになってしまう。どんなに甘い台詞を囁いても、彼の気持ちは知っているし、きっと少し懐かしくなっただけでこんな気持ち一時的でしかないだろうに……
「ごめん、話すことなんて――」