お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 マーケティング部の気さくな彼女とは、所属部署こそ違うが、入社してすぐから意気投合し、今では気兼ねない仲である。今日のブライダルイベントの打ち合わせにも、PR担当として上司と出席していた。

 最近やたらため息の多い私をずっと心配してくれていたのだが、人一倍察しのいい彼女には、今日の打ち合わせ中の落ち着かない胸の内だけではなく、はる君との微妙な空気感もしっかり見抜かれていたのだ。


『なーんか、やけにCEOが、みのりをニコニコ見つめているような気がしたけど? 気のせい?』


 ……言い逃れのできないことを突きつけられ、最近できたカフェに連れ出されるなり追及されてしまった。


 心配そうな里子に申し訳なくなった私は、少し悩んだあと、コンプレックスや破局の理由には触れずにかいつまんで話した。

 彼が幼馴染であること。六年前に紆余曲折があって別れたこと。そして、婚活パーティーに向かおうとした矢先、迎えに来た彼と再会し、復縁を迫られていること。エントランスでの?来るまで待っている宣言?も然りだ。

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