お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
 理由を説明しようと思えばできる。でも、その話をするということは、私がどれだけ自信がなくて、どれだけあの出来事に傷ついたのか……長年抱えてきた、コンプレックスまで知られてしまう気がした。

 里子はきっと優しい言葉をかけてくれるだろうけれど……あまり人に話したいと思えるようなことではないのだ。


「何も知らない私からすれば、大道寺CEOの肩書や容姿しか知らないから、より戻しちゃいなよ! って言いたくなっちゃうけど……別れたってことは、みのりにとって耐えがたい何かがあったってことでしょう? 自分の気持ちは大事にしたほうがいいよ」
「里子……」


 深く尋ねず、私の気持ちを理解してくれている里子が、心の底からありがたい。


「けど、向こうが?別れを望んでいた?っていうのは、違う気がするけどなー」

「え?」

「いや、CEOの立場だったら、女性なんて選り取り見取りじゃない? あんなにイケメンでハイスペックなんだもの。わざわざ元カノの婚活会場に乗り込むなんて、軽い気持ちでするかな」


 里子の言葉が、胸に刺さる。

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