お別れしたはずなのに、トラウマCEOの淫らな求愛にカラダから蕩かされています⁉︎
夢中で仕事をしていて気づかなかったけれど、腕時計を確認すると、もう就業時間を迎えていた。話の続きが少しだけ気になったが、鶴岡さんはもう前を歩きだしていて、話す気はなさそうだ。あとに続くしかなかった。
「このまま直帰でもいいが、向坂はどうする?」
スタッフにお礼の挨拶をし、ロビーを並んで歩いてると鶴岡さんが確認してきた。
このまま帰って、今日のことをうちでまとめておこうかな……?
そう考えて「私も――」と頷きかけたところで、ふと思い出してしまった。
『今夜、もう一度会ってほしい。この前話せなかったことをきちんと話したい』
なんで思い出してしまったのだろう……
はる君の、エントランスでの縋るような言葉が蘇った。
パンツスーツのうしろポケットに確かめるようにそっと触れると、昼間、彼から受け取ってしまったプライベート用の番号が記載され名刺の存在を感じた。流されるがままに持たされてしまったけれど、結局社内で捨てるわけにもいかず今日一日ずっとここに入っている。
はる君は、本当に待っているのだろうか……
「このまま直帰でもいいが、向坂はどうする?」
スタッフにお礼の挨拶をし、ロビーを並んで歩いてると鶴岡さんが確認してきた。
このまま帰って、今日のことをうちでまとめておこうかな……?
そう考えて「私も――」と頷きかけたところで、ふと思い出してしまった。
『今夜、もう一度会ってほしい。この前話せなかったことをきちんと話したい』
なんで思い出してしまったのだろう……
はる君の、エントランスでの縋るような言葉が蘇った。
パンツスーツのうしろポケットに確かめるようにそっと触れると、昼間、彼から受け取ってしまったプライベート用の番号が記載され名刺の存在を感じた。流されるがままに持たされてしまったけれど、結局社内で捨てるわけにもいかず今日一日ずっとここに入っている。
はる君は、本当に待っているのだろうか……