廃屋の転生幼女は冷酷宰相の愛娘になりました 〜魔力ゼロだったけど、公爵家でチートが開花しました~
(前の私は幼すぎてわからなかったけれど、今の私なら大人たちの考えとか、空気を読むことだってできるもの)
 ライラは決意する。
 記憶を取り戻した自分だからこそ父との仲を改善して、幸せな家族になれるはず。

 ライラは確かに生い立ちこそ不遇だったかもしれない。
 何故かよくわからないが母も自分も、母の実家の伯爵家から不当な扱いを受け、それはもう辛い思いをしたものだ。
 その事実は変えられない。
 変えられない、が……それも過去のこと。
 というか、体は覚えているようだがライラは転生する前の記憶を部分的に思い出したせいか、どうにも辛かった記憶が他人事のように思えてしまうのだ。
 ならばくよくよしていても仕方ない。
 今できることは何か?
 かわいい幼女に生まれ変わっただけではない。
 不遇だった場所からも救い出されている。
 しかも、お金持ちの家の子なのだ。
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