廃屋の転生幼女は冷酷宰相の愛娘になりました 〜魔力ゼロだったけど、公爵家でチートが開花しました~
何故なら、まだまだ下手な棒人間のようなものがカラフルに描かれているだけの絵に、とんでもなく下手な字で〝おとうさまへ〟と書かれているだけのものだ。
いくら数打ちゃ当たる戦法だとしても、まだまだ返事に困る手紙である。
リサは文字を知らなかったライラに驚いていたが、そのことから貴族の子供はライラ程度の年齢であれば、すでに教育が始まっていて当然なのだろう。
思わぬ収穫にむしろラッキーだとすら思ったものだ。
これで学ぶことに意欲的だと報告を受けた父親が教育係でもつけてくれれば幸いである。ライラが求めていた知識がようやく手に入るかもしれない。
ただまあ、それはそれ、これはこれである。
今はリサに基本中の基本の文字を教えてもらって、なんとか〝おとうさま〟と〝ライラ〟が書けるようになったところだ。お手本の字と比べると、どうにもミミズがのたくっているどころか瀕死の状態にしか見えないのが難点であるのだけれども。
するとある日、アルバーノがにこりと微笑んで一通の手紙を渡してくれたのだ。
そこには【ライラへ】と大きめの文字が書いてあり、受け取ったらライラはぱあっと表情を明るくした。
返事! 返事が来た!!と大喜びの幼女に、周囲もホッコリである。
しかし開いた便箋にはぎっしりと文字が書かれており、これには後ろで控えていたリサからも「ひぇ……」という情けない声が漏れたし、何回眺めてもライラにはさっぱりで読めない。達筆であることだけはわかった。
いくら数打ちゃ当たる戦法だとしても、まだまだ返事に困る手紙である。
リサは文字を知らなかったライラに驚いていたが、そのことから貴族の子供はライラ程度の年齢であれば、すでに教育が始まっていて当然なのだろう。
思わぬ収穫にむしろラッキーだとすら思ったものだ。
これで学ぶことに意欲的だと報告を受けた父親が教育係でもつけてくれれば幸いである。ライラが求めていた知識がようやく手に入るかもしれない。
ただまあ、それはそれ、これはこれである。
今はリサに基本中の基本の文字を教えてもらって、なんとか〝おとうさま〟と〝ライラ〟が書けるようになったところだ。お手本の字と比べると、どうにもミミズがのたくっているどころか瀕死の状態にしか見えないのが難点であるのだけれども。
するとある日、アルバーノがにこりと微笑んで一通の手紙を渡してくれたのだ。
そこには【ライラへ】と大きめの文字が書いてあり、受け取ったらライラはぱあっと表情を明るくした。
返事! 返事が来た!!と大喜びの幼女に、周囲もホッコリである。
しかし開いた便箋にはぎっしりと文字が書かれており、これには後ろで控えていたリサからも「ひぇ……」という情けない声が漏れたし、何回眺めてもライラにはさっぱりで読めない。達筆であることだけはわかった。