私が拾ったのは、千年前の皇子様でした
朝の出来事のせいで、
会議に全く集中できない。
結奈ちゃんには、
後でキツく注意しなきゃ!
そんなことが頭の中をよぎりつつも、
会議は無事に終了した。
時計を見ると、お昼を過ぎていた。
今から、食べにいくのもだるいし、
何より、朝の出来事で食欲が出ない。
近くのコンビニで軽いものを買って、
社内にある休憩所で食べることにした。
空いている席に座り、
おにぎりを片手に、
資料やメモ書きを一通り見返す。
そうしないと、
自分の考えもまとまらないからだ。
しばらく、私が資料と睨めっこをしていると、
トン。
と音がした。
それと同時に、隣から
「そこまで詰め込んでると、潰れてしまうぞ」
と言う声がした。
隣を見ると、そこには一ノ瀬部長が座っていた。
「ぶっ部長!?」
驚いて、口の中に入っていたお米が、
勢いよく、部長の顔に発射された。
「んん!ぶびばべん!」
急いで、部長の顔についた米粒を拭き取る。
ああ、やっちゃったよぉ……
怒られーー
「ふっ」
突然の出来事で一瞬戸惑ってしまった。
それは部長が、
顔に米粒を発射されても、
怒るどころか、
どこか楽しそうに笑っていたからだった。
「高瀬、そう言うところがあるから目が離せないんだよな」
と、なぜか楽しそうに笑う部長。
この人って、
こんな優しく笑う人なんだ。
「まだ、米粒が付いているか?」
気がつくと、私は部長の顔をじっと見つめていた。
顔が熱くなるのを感じる。
「あ、いや、何だか意外で……」
「意外?」
「部長も、こんな風に笑うんだなって」
「君は、俺のことを冷徹なロボットとでも、思っていたのか?」
「そういうわけでは……」
「まぁいい。そんなに気張る必要はない」
そう言うと、部長は大きな手のひらを、
私の頭に置いた。
「頑張りすぎるなよ」
そう優しく言うと、部長はどこかへ行ってしまった。
心臓がうるさい。
今日だけで、
何回こんな思いをしただろう。
朝は悠真。
昼は部長。
もう訳がわからない。
私は頭を抱えながら、
残り半分のおにぎりを口へ放り込んだ。
会議に全く集中できない。
結奈ちゃんには、
後でキツく注意しなきゃ!
そんなことが頭の中をよぎりつつも、
会議は無事に終了した。
時計を見ると、お昼を過ぎていた。
今から、食べにいくのもだるいし、
何より、朝の出来事で食欲が出ない。
近くのコンビニで軽いものを買って、
社内にある休憩所で食べることにした。
空いている席に座り、
おにぎりを片手に、
資料やメモ書きを一通り見返す。
そうしないと、
自分の考えもまとまらないからだ。
しばらく、私が資料と睨めっこをしていると、
トン。
と音がした。
それと同時に、隣から
「そこまで詰め込んでると、潰れてしまうぞ」
と言う声がした。
隣を見ると、そこには一ノ瀬部長が座っていた。
「ぶっ部長!?」
驚いて、口の中に入っていたお米が、
勢いよく、部長の顔に発射された。
「んん!ぶびばべん!」
急いで、部長の顔についた米粒を拭き取る。
ああ、やっちゃったよぉ……
怒られーー
「ふっ」
突然の出来事で一瞬戸惑ってしまった。
それは部長が、
顔に米粒を発射されても、
怒るどころか、
どこか楽しそうに笑っていたからだった。
「高瀬、そう言うところがあるから目が離せないんだよな」
と、なぜか楽しそうに笑う部長。
この人って、
こんな優しく笑う人なんだ。
「まだ、米粒が付いているか?」
気がつくと、私は部長の顔をじっと見つめていた。
顔が熱くなるのを感じる。
「あ、いや、何だか意外で……」
「意外?」
「部長も、こんな風に笑うんだなって」
「君は、俺のことを冷徹なロボットとでも、思っていたのか?」
「そういうわけでは……」
「まぁいい。そんなに気張る必要はない」
そう言うと、部長は大きな手のひらを、
私の頭に置いた。
「頑張りすぎるなよ」
そう優しく言うと、部長はどこかへ行ってしまった。
心臓がうるさい。
今日だけで、
何回こんな思いをしただろう。
朝は悠真。
昼は部長。
もう訳がわからない。
私は頭を抱えながら、
残り半分のおにぎりを口へ放り込んだ。