私が拾ったのは、千年前の皇子様でした
「千紘!」
呼び止めても、
千紘は振り返らなかった。
バタン。
扉が閉まる。
悠真は立ち尽くした。
「……なぜだ」
何かを間違えた。
それだけは分かる。
だが、
何を間違えたのかが分からない。
「心に決めた相手がおる」
その言葉が、頭の中を巡る。
それは事実だった。
我が愛したのは、軽大娘皇女。
今でも、忘れたことはない。
だが――
今日、千紘が部屋へ駆け込んだ瞬間。
胸の奥が、ひどく苦しくなった。
あの苦しさは、一体何なのだろうか。
呼び止めても、
千紘は振り返らなかった。
バタン。
扉が閉まる。
悠真は立ち尽くした。
「……なぜだ」
何かを間違えた。
それだけは分かる。
だが、
何を間違えたのかが分からない。
「心に決めた相手がおる」
その言葉が、頭の中を巡る。
それは事実だった。
我が愛したのは、軽大娘皇女。
今でも、忘れたことはない。
だが――
今日、千紘が部屋へ駆け込んだ瞬間。
胸の奥が、ひどく苦しくなった。
あの苦しさは、一体何なのだろうか。