私が拾ったのは、千年前の皇子様でした
その後、立ち上がれなくなっている私を、
部長と結奈ちゃんが支えながら、
自転車のところまで運んでくれた。

「高瀬、体調が悪かったなら最初から言え」

「先輩、無理しないでください」

みんなに心配をかけてしまい、
申し訳なくなる。

「自分でも急にどうしたのかわからなくて……」

「そうか。だが、無理はするな」

「はい」

「とりあえず、俺たちは早めに帰ることにしよう」

そう言うと、部長はどこかに電話し始めた。

私のせいで、
こんなことになってしまって申し訳ない。

そう、罪悪感でいっぱいになっている時だった。

「先輩、早く帰れてラッキーですね!」

「結奈ちゃん……」

「だって私、もう足が限界ですもん」

そう言って結奈ちゃんは笑った。

私への気づかいなのか。

彼女の本音なのか。

今の私には、それさえもわからなかった。
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