私が拾ったのは、千年前の皇子様でした
「で、その男ってどんな人?」
「男じゃないって!」
一生懸命否定するも、
美緒はしつこく聞いてくる。
結局、私は押しに負け、悠真のことを話た。
「は!?自称、木梨軽皇子の不審者を拾って、
今も一緒に住んでるの!?」
「美緒、声が大きいよ」
「千紘、それ普通に事件だからね?」
「うっ……」
「警察案件だからね?」
「でも、本当に悪い人じゃなくて……」
「……で?」
「で?」
「そいつ、イケメンなの?」
予想外すぎる美緒の言葉に、
思わず、変な声が出てしまった。
だって、普通は怒ったり、愛想尽かしたりするものだと、思っていたから。
「イケメンなのかって聞いてるの」
美緒はさらに、私を問い詰める。
私は、小さく頷いた。
美緒は大きくため息をつき、
「それなら……千紘が拾っちゃうのも、まぁわかるか」
「いや、拾った理由はそこじゃないよ!」
「どうせ最初に『イケメン!』って思ったんでしょ?」
「思ってない!」
必死に否定する私をよそに、美緒は悠馬の写真を見せるように、要求してきた。
でも、考えてみると、
悠真の写真なんて撮っていなかった。
写真がないとわかると、美緒は残念そうに
「今度は撮ってきてよね」と言った。
そんな彼女の言葉に、思わず頷いた。
でも、その時はまだ、悠真との写真が、一枚も残っていないことの意味を、私は知らなかった。
「男じゃないって!」
一生懸命否定するも、
美緒はしつこく聞いてくる。
結局、私は押しに負け、悠真のことを話た。
「は!?自称、木梨軽皇子の不審者を拾って、
今も一緒に住んでるの!?」
「美緒、声が大きいよ」
「千紘、それ普通に事件だからね?」
「うっ……」
「警察案件だからね?」
「でも、本当に悪い人じゃなくて……」
「……で?」
「で?」
「そいつ、イケメンなの?」
予想外すぎる美緒の言葉に、
思わず、変な声が出てしまった。
だって、普通は怒ったり、愛想尽かしたりするものだと、思っていたから。
「イケメンなのかって聞いてるの」
美緒はさらに、私を問い詰める。
私は、小さく頷いた。
美緒は大きくため息をつき、
「それなら……千紘が拾っちゃうのも、まぁわかるか」
「いや、拾った理由はそこじゃないよ!」
「どうせ最初に『イケメン!』って思ったんでしょ?」
「思ってない!」
必死に否定する私をよそに、美緒は悠馬の写真を見せるように、要求してきた。
でも、考えてみると、
悠真の写真なんて撮っていなかった。
写真がないとわかると、美緒は残念そうに
「今度は撮ってきてよね」と言った。
そんな彼女の言葉に、思わず頷いた。
でも、その時はまだ、悠真との写真が、一枚も残っていないことの意味を、私は知らなかった。