ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~
「……辞めて、出ていって、どうするの……?」
「蘭子さんの会社で──ホワイト・マリッジで働く」
そんな予感はあったけれど、それでも電流が走ったように体が強張った。
「……決定なの?」
震える声に、柚木くんは黙って首を縦に振る。
「今日、蘭子さんと話して決めてきた。家も、あの人の所に帰る」
“アノヒトノトコロニカエル”
その一言に、こんなにも胸が疼くのはどうしてなんだろう。
元から、それは想定内のことなんだ。
柚木くんはそのつもりで自分の家を持たなかったし、ブライダル関係の仕事についていた。
柚木くんには予定調和として受け止められることなのかもしれない。
そして、その日がたまたま今日だっただけ。
でも──私は、そんなふうにあっさりとは受け入れられない。確かめなければいけないこともあった。
「ごまかさないで教えて。柚木くんがその選択をしたのに、ピュアスプリングも関係してる?」
ホワイト・マリッジが提携の話を急に変えてきたことに、柚木くんが関係しているのか。もしそうだとしたら、私個人としても社員としても、見過ごすことはできない。
「…………」
「蘭子さんの会社で──ホワイト・マリッジで働く」
そんな予感はあったけれど、それでも電流が走ったように体が強張った。
「……決定なの?」
震える声に、柚木くんは黙って首を縦に振る。
「今日、蘭子さんと話して決めてきた。家も、あの人の所に帰る」
“アノヒトノトコロニカエル”
その一言に、こんなにも胸が疼くのはどうしてなんだろう。
元から、それは想定内のことなんだ。
柚木くんはそのつもりで自分の家を持たなかったし、ブライダル関係の仕事についていた。
柚木くんには予定調和として受け止められることなのかもしれない。
そして、その日がたまたま今日だっただけ。
でも──私は、そんなふうにあっさりとは受け入れられない。確かめなければいけないこともあった。
「ごまかさないで教えて。柚木くんがその選択をしたのに、ピュアスプリングも関係してる?」
ホワイト・マリッジが提携の話を急に変えてきたことに、柚木くんが関係しているのか。もしそうだとしたら、私個人としても社員としても、見過ごすことはできない。
「…………」