ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~
『人の心に触れる仕事がしたくてこの会社に入りました! 結婚って人生のとっても大切なイベントで、だからこそ結婚を望んでる人は決死の思いで来てると思います。私はその人たちの背中を押してあげたいです!
幸せに近づくお手伝いをしたい! だって人ってやっぱ一人では生きていけないじゃないですか!
私はー、そういう自分の未来がちょっと不安な人のー、隣にそっと寄り添える営業マンでいたい! あなたは一人じゃないよって言ってあげたい!
ハートで営業します! ピュアスプリングさいこ~!』
酔いが回ってきたようで後半は支離滅裂だったが、やんややんやの大歓声。
その時も美咲はピンクに染まった頬でニパニパと笑っていて、「あ、まずいかも」と思った。
こんな自分にまともな恋愛などと思っていたが、惹かれる心は止められなかった。
つい目で追い、日に日に気持ちは高まっていく。
蘭子の家を出てからも入れ替わり、複数の女性に世話になっていた。
毎回自分に深入りする恐れのない、後腐れのない関係を保てる相手を選んでいたが、体での奉仕を求める相手もいた。