ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~
「わかったよ。上がってくれば」
機械の向こうで『ありがと!』と弾む声が答える。しばらくバタバタと走る足音も聞こえていたが、やがて接続が切れた。
数分後、部屋前のインターホンが鳴る。瞬也は直接ドアを開けて迎えた。
「柚木くん…」
髪を乱して、寒さのためか鼻の頭を赤くして。
焦がれていた姿が、そこにあった。
「……久しぶり。ていうかよくわかったね、ここ」
リビングに招き入れながら平静を装い薄く微笑んだが、そんなものは精一杯のポーズだった。内心では、思ってもいなかった事態に動揺している。
そしてそれ以上に、美咲を目の前にして、抑えていた感情が今にも溢れ出してしまいそうだ。
「探したのよ。だってこうでもしなきゃ会えないじゃない。電話、私のこと着信拒否してるでしょ?」
「あ、バレた?」
「当たり前でしょ、わかるわよ! ホント……ひどいわよ。何ひとつちゃんと話してくれなくて……結局私だけ、わからないことだらけで……」
後半は言葉を濁し、唇を噛む美咲。だがすぐに思いを振り切るように顔を上げると、まっすぐに瞬也を見て言った。
機械の向こうで『ありがと!』と弾む声が答える。しばらくバタバタと走る足音も聞こえていたが、やがて接続が切れた。
数分後、部屋前のインターホンが鳴る。瞬也は直接ドアを開けて迎えた。
「柚木くん…」
髪を乱して、寒さのためか鼻の頭を赤くして。
焦がれていた姿が、そこにあった。
「……久しぶり。ていうかよくわかったね、ここ」
リビングに招き入れながら平静を装い薄く微笑んだが、そんなものは精一杯のポーズだった。内心では、思ってもいなかった事態に動揺している。
そしてそれ以上に、美咲を目の前にして、抑えていた感情が今にも溢れ出してしまいそうだ。
「探したのよ。だってこうでもしなきゃ会えないじゃない。電話、私のこと着信拒否してるでしょ?」
「あ、バレた?」
「当たり前でしょ、わかるわよ! ホント……ひどいわよ。何ひとつちゃんと話してくれなくて……結局私だけ、わからないことだらけで……」
後半は言葉を濁し、唇を噛む美咲。だがすぐに思いを振り切るように顔を上げると、まっすぐに瞬也を見て言った。