ギミック・ラブ  ~年下小悪魔の上手な飼い方~
「だから、意地でも柚木くんに会って、面と向かって話してやるって思って。ここ探し当てるの大変だったんだから」

その言葉からは、本当に苦労したという気配が伺える。

「……調べたって、どうやって?」

「目には目を、歯には歯をよ。……人に調べてもらった。ホワイト・マリッジに乗り込んだって、どうせつまみ出されるだけでしょ」

「人にって、まさか……」

住むところを変えたと報告するたび、蘭子が興信所を雇い同居人の素性を確認していることは気づいていた。

それで何か関わってくるなら看過できないが、あくまで瞬也にとって無害な人物だという確認のためのようで、生活を妨害されたことなどはない。
だから、相手の女性には申し訳ないと思いつつも黙認していた。

しかし、今回美咲の家に滞在していたことは蘭子に伝えていないのだが……

「あの人、私のことを調べて会いに来たわ」

「……マジか」

声は小さな呟きだったが、体の中心からは瞬時に青い炎のような怒りが沸き上がる。

なぜ美咲を調べる必要がある? もう自分は戻ってきているのに。

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