ギミック・ラブ  ~年下小悪魔の上手な飼い方~
「ずっと前とは聞いてたけど、新卒の頃から好きでいてくれたなんて思わなかった。それだけの間私を見ていてくれたことも、ありがとう」

片肘をついて上体を少しだけ起こし、上から瞬也の顔を見下ろした。そして自分からそっと唇にキスを贈る。

「……一応言っておくと、美咲のこと好きになってからは誰ともしてないから」
「えっ……してないって……えと、そういう、こと?」
「うん」

私はあんぐりと口を開けてしまう。

「──は? え? じゃあ誰だっけ、千晶さんって人は?」
「してない。千晶はメンタル弱めの超さみしんぼだけどセックス恐怖症。添い寝はたまにリクエストされてたけど」
「添い寝……」

またすっかり誤解していた。いや、あの感じだったら誤解して当然だと思うけど。

「そういう大事なとこは、ちゃんと言ってよ……!」

「そこからはってだけで、大学の時とかはひどいもんだった。不誠実ってことに変わりはないし、俺のことどこまで気にかけてくれてるかわかんない人に、そんな言い訳がましいアピールしたって仕方ないし」

「仕方なくないって。全然違うじゃない……」

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