ギミック・ラブ  ~年下小悪魔の上手な飼い方~
じゃあ彼は22歳の時から、ずっと一途に私を想ってくれていたのだ。こんなに嬉しいことはないし、あの千晶さんへのモーニングコール事件の時に聞けていたら、最悪だった心象も大きく変わっていた。

──でも、言わないことこそが瞬也にとっては戒めで、誠意だったのか……。

自分を穢れた人間のように言うけれど、ちっともそんなことはない。
瞬也の心はいつだって、ずっと綺麗だ。

綺麗で、繊細で、ちょっと不器用で……そんな人だから、私は……

「……はぁ」

脱帽のため息をつきながら手を伸ばし、瞬也の頬に触れた。

「私も、瞬也が好きだよ。ずっと傍にいて、これからも」

陥落したのは私も同じ。
もう、あなたがいない毎日なんて考えられない。

「ああ、いるよ。やっと手に入れたんだ。もう二度と、離さない」

お互い上半身を起こし、きつく抱きしめ合った。
息の詰まるような苦しさが、無性に嬉しい。

「でも──…」

ふと、瞬也の声が陰りを帯びる。
ためらう間があったものの、彼は頬を引き締めて続けた。

「明日から、何が起こるかわかんないよ。いや、もしかしたら今この時でも」
「ん……」

瞬也の言おうとしていることはわかる。

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