ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~
突然の提案に驚いて顔をあげると、瞬也は真摯な眼差しで私を見て、
「逃げたりコソコソしたり、怯えて待つような生活はしたくない。それならいっそ、って思って」
「瞬也──」
その言葉に、不覚にもジンと胸が熱くなってしまった。
以前の瞬也は怯えや諦めを達観という殻で覆って、自分から行動を起こすことを避けていた。
その瞬也から、こんな言葉が聞けるなんて。
彼も、目まぐるしく変わっていってるんだ。
「わかった、行こう」
瞬也の言う通り、正々堂々と自分達の気持ちを宣言しよう。
たとえそれで彼女を余計に怒らせたって、私達は戦うと決めたんだから。