ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~
もう一度拓巳に会ってキスをして、そうして今度はちゃんとセックスしよう。
拓巳に抱かれて、拓巳を愛してるってことを再認識する。
そうして、私も愛されてるってことを再確認する。
そうすればきっと、この荒れた冷たい海のような心も温まるはず。
「拓巳──」
はやる心を乗せて、タクシーはようやく拓巳のマンション前に停車した。
もどかしく支払いを済ませ、念のためもう一度スマホをチェックする。拓巳からの返信はない。
「今日は忙しいのかな……」
そんなことを考えながら、エントランスのオートロックを解除した。エレベーターに乗り、3階の拓巳の部屋に向かう。
ドアノブに鍵を差し込んで回すと、カチャリと開く音。
入った玄関は暗かった。正面の1LDKの部屋に続くドアからも、漏れる光はない。
帰宅前なのは予想通りだと、靴を脱ぎ、短い廊下を進んだ。
奥に続くドアにためらいなく手をかけて、その瞬間、私の体は硬直する。
──え、いる?
明かりのないドアの向こうから、人の気配がした。
気配──もっとはっきり言えば、人の声と、微かな物音。
え──どうして……
電気もついてないのに。
拓巳に抱かれて、拓巳を愛してるってことを再認識する。
そうして、私も愛されてるってことを再確認する。
そうすればきっと、この荒れた冷たい海のような心も温まるはず。
「拓巳──」
はやる心を乗せて、タクシーはようやく拓巳のマンション前に停車した。
もどかしく支払いを済ませ、念のためもう一度スマホをチェックする。拓巳からの返信はない。
「今日は忙しいのかな……」
そんなことを考えながら、エントランスのオートロックを解除した。エレベーターに乗り、3階の拓巳の部屋に向かう。
ドアノブに鍵を差し込んで回すと、カチャリと開く音。
入った玄関は暗かった。正面の1LDKの部屋に続くドアからも、漏れる光はない。
帰宅前なのは予想通りだと、靴を脱ぎ、短い廊下を進んだ。
奥に続くドアにためらいなく手をかけて、その瞬間、私の体は硬直する。
──え、いる?
明かりのないドアの向こうから、人の気配がした。
気配──もっとはっきり言えば、人の声と、微かな物音。
え──どうして……
電気もついてないのに。