ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~
そういう問題じゃないと説明したけれど柚木くんは一向に譲ろうとせず、挙げ句の果てには「じゃあ保健所に連れてけって言うの?」と言われて、とうとう私は諦めた。
「……わかったわよ。柚木くんがちゃんと世話をするならいい」
「もちろん。今までもこれからも、ちゃんと飼う」
「……はぁ。でも、どういうこと、俺の犬って?」
二人で住んでたのなら、“二人の犬”じゃないんだろうか。そう思って聞いたら返ってきた答えは、
「別にそのままの意味。ファズは千晶と住む前から俺が飼ってた犬だから」
「前から?」
それじゃあ、千晶さんと住む時にもこうやって連れてきたってこと?
「その前はあなた、どうしてたの?」
「前? その前はもちろん、別の人の家にいたよ」
「……はい?」
別の人の家って、まさか……
「千晶の前は28歳のCAさん。その前は35歳のクラブママ。けど一番つき合いが長いのは、それよりずっと前から飼ってるコイツだよ」
柚木くんは疑惑通りの内容をスラスラと説明してのけた。その流暢な口調に、余計に神経が逆撫でされる。
「あなた、一体何人の女の元を渡り歩いてるのよっ!?」
「……わかったわよ。柚木くんがちゃんと世話をするならいい」
「もちろん。今までもこれからも、ちゃんと飼う」
「……はぁ。でも、どういうこと、俺の犬って?」
二人で住んでたのなら、“二人の犬”じゃないんだろうか。そう思って聞いたら返ってきた答えは、
「別にそのままの意味。ファズは千晶と住む前から俺が飼ってた犬だから」
「前から?」
それじゃあ、千晶さんと住む時にもこうやって連れてきたってこと?
「その前はあなた、どうしてたの?」
「前? その前はもちろん、別の人の家にいたよ」
「……はい?」
別の人の家って、まさか……
「千晶の前は28歳のCAさん。その前は35歳のクラブママ。けど一番つき合いが長いのは、それよりずっと前から飼ってるコイツだよ」
柚木くんは疑惑通りの内容をスラスラと説明してのけた。その流暢な口調に、余計に神経が逆撫でされる。
「あなた、一体何人の女の元を渡り歩いてるのよっ!?」