ギミック・ラブ  ~年下小悪魔の上手な飼い方~
千晶さんとの関係を『住む所を提供してもらってる』と言ってたけれど、結局は恋人同士の同棲なんだろうと思っていた。
だってヒモみたいな言い方しても、柚木くん自身きちんと仕事している社会人だし。

でも、今の発言で考えを改める。
仕事はしてるけど──それ以外の面では、もしかして本当に、ヒモ……?

「自分の家はどうしたのっ? いつからそんな生活してるのよ!?」

グッと身を乗り出してわめくと、柚木くんは大げさなしかめっ面でうるさいとアピールしながら、

「家はだいぶ前に出て、一人になってからはずっとこう。住まわせてくれる人が途切れなかったから」

「なっ──言っとくけど、私は違うからねっ!」

そう、私は今まで柚木くんが生活を共にしてきたような女の人とは違う。
私は柚木くんの彼女じゃないし、望んでここに住ませたいわけじゃない。

この四日間何度も繰り返した言葉だけれど、私は改めて口にした。

「ここに住ませるのは、家を借りるお金が貯まるまでだけよ。それに、食費はちゃんと出してもらうから」
「わかってるって。美咲、案外しつこい」
「あっ、あなたがどう見ても真面目に聞いてないからでしょっ!?」
「聞いてる。聞き過ぎて耳にタコができた」

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