ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~
エレベーターで一階に降り、外の寒さを考えて首を縮めながら出口へと進み始めた時。
思いがけぬ光景を目にした気がして、足を止める。
「──あの人……?」
正面ロビーの左側、数セットのテーブルと椅子が置かれている談話スペース。そこに柚子くんがいた。
意外なのは、彼と話をしている相手だ。
スーツの上に高そうな毛皮のコートがプラスされているけれど、今日見たばかりの顔だから間違いはない。
ホワイト・マリッジの社長だ。
──どうしてホワイト・マリッジの社長と柚木くんが話をしているんだろう。
たまたま一階で顔を合わせて、ピュアスプリングの社員だと気づいた社長が声をかけたとかだろうか?
でも、柚木くんはたしか7時半頃にはオフィスを出たはず。それから一時間近く経っている。
わざわざ座って、長時間話をするようなことがあるとは思えない。
それに、違和感はもうひとつあった。
柚木くんが笑っている。
あの、会社では営業スマイル以外は滅多に見せない彼が、時々小さな笑いをこぼしながら話しているのだ。
相手が相手だから、あれも営業スマイルなんだろうか?
思いがけぬ光景を目にした気がして、足を止める。
「──あの人……?」
正面ロビーの左側、数セットのテーブルと椅子が置かれている談話スペース。そこに柚子くんがいた。
意外なのは、彼と話をしている相手だ。
スーツの上に高そうな毛皮のコートがプラスされているけれど、今日見たばかりの顔だから間違いはない。
ホワイト・マリッジの社長だ。
──どうしてホワイト・マリッジの社長と柚木くんが話をしているんだろう。
たまたま一階で顔を合わせて、ピュアスプリングの社員だと気づいた社長が声をかけたとかだろうか?
でも、柚木くんはたしか7時半頃にはオフィスを出たはず。それから一時間近く経っている。
わざわざ座って、長時間話をするようなことがあるとは思えない。
それに、違和感はもうひとつあった。
柚木くんが笑っている。
あの、会社では営業スマイル以外は滅多に見せない彼が、時々小さな笑いをこぼしながら話しているのだ。
相手が相手だから、あれも営業スマイルなんだろうか?