愛が壊れた時、策略御曹司の罠に堕ちていく

すごく喜んでくれたのだが、早々にケンカした事を話たら、蓮への悪口が止まらない。

「アイツ、付き合った早々に彼女を不安にさせるなんて、クズだわ。菜穂には、心の深い大人の男がいいと思う。樹さんの友達、紹介してあげる」

「えっ、いらない、いらないからね。蓮がいいの」

ニンマリと笑う麗華。

「冗談よ。でも、蓮には焦ってもらわないとね。既読無視なんて、許せない」

麗華の怒りをかってしまった蓮。麗華は、すぐさま電話をかけだしていた。

「私、麗華だけど」

「なんだよ」

「話聞いたんだけど、蓮に菜穂はもったいないわ。心の深い大人の男を紹介するつもりだから、菜穂と別れて」

「はぁっ?絶対、別れないし。余計なことするなよ。…まさか、菜穂が別れたいって言ってるのか?」

スピーカーにして聞かせてくる麗華の頬は、ニヤけてる。

電話の向こうの蓮は、最初こそ威勢はよかったものの、恐る恐る問うのだ。

「クズなんて、最初の男だけで十分よ。彼女を思いやれないなら、彼氏やめたら。樹さんのお友達で、いい人いたのよ。菜穂、会ってみない?」

「ダメ、ダメだ。菜穂、そこにいるんだろ。今から行くから、どこにいる?教えてくれ」
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