愛が壊れた時、策略御曹司の罠に堕ちていく

この2日で、2人の仲を深めるには、どうしたらいいだろう?

旅館に到着すると、各々、割り振られた部屋番号をもらい、夕食まで解散となる。

今日の為に水着を新調した菜穂が、プールへ来ないはずがないとふんで、鷹宮と先回りしてまっていた。

現れた菜穂らに、目が釘付けになるのは、俺達だけではなかった。周りにいる男どもが騒つくなか、俺と鷹宮は彼女らに近寄った。

クソ…ビキニとか反則だろ。

隣の男も口元を押さえて悩ましげにいる。

彼氏ならば、こんなエロい水着を許すはずがない。できる事なら今すぐ、スクール水着にでも着替えさせたいぐらいだ。

「羽織るものないのか?」

「あー、忘れてた」

「まったく…これで我慢しろ」

俺が着ていたパーカーを肩にかけてやる。そして袖を通すよう顎で促すが、菜穂は不満顔だ。口元だけで着ろと強く言えば、渋々というように袖を通していく。

それだけでは足りない俺は、ジッパーを上まであげてやった。

隣では、鷹宮が恋する女に手を焼いている。その様子に菜穂は何かを悟ったようで、目配せしてきたから、頷いておく。

俺たちはプールサイドに併設されたバーに移動し、それぞれで酒を楽しんでいたら、鷹宮と俺の昔話になり、2人の繋がりに菜穂らを驚かせていた。
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