愛が壊れた時、策略御曹司の罠に堕ちていく

突然、菜穂が、着せていたパーカーのジッパーを下げだした。

「脱ぐなよ」

暑さで、喉が渇いていた菜穂のペースが早かったようで、頬がほんのり赤く、トロンとした潤んだ目をしている。

表情もふにゃふにゃして、可愛い。
こんな菜穂を他の奴らに見せたくないし、見られたら菜穂が減る…

「えーなんで」

甘え、拗ねた声は、普段の菜穂らしくない。
完全に酔いだしている。

「…ダメだ」

ジッパーを下げる菜穂、あげる俺。

クソ…この小悪魔は、俺に何を見せているんだ⁈

胸の谷間に視線が集中するが、理性をフル稼働してフードを被せ、ジッパーをあげて可愛いらしい菜穂を隠した。

それなのに…この女は…甘えた声と潤んだ瞳で煽ってきた。

「熱いの」

ジッパーを完全に下げてしまう。
俺の理性は完全に飛んだ。

「……俺達、少し抜ける」

菜穂の手を引いてシャワールームへ向かう。

シャワールームのドアを閉め、冷たいシャワーを全開で開いて、外と中の音を遮断する。

振り返り、脱げかけているパーカーをはぎ取り、勢いよく菜穂を抱きしめて唇にキスをした。

突然のことに驚いた菜穂は、唇を閉じて、開こうとしない。

「口あけろ」

少しだけ開いた唇を強引に割って、口内を蹂躙する。
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