愛が壊れた時、策略御曹司の罠に堕ちていく
「Will you spend forever with me?」
(俺と永遠を一緒に過ごさないか?)
私は、聞き間違いだろうかと思うのだが、蓮が鼻先を小突いて苦笑している。
「菜穂、日本語で言ってやろうか?」
「聞こえてたよ。ただ、驚いてただけ」
「返事は?」
「I wanna be with yon foreverであってる?」
(ずっと一緒にいたいな)
「まぁ、及第点だな。手を出せ」
「んっ?」
「左の手」
手を前にだすと、ポケットから大きなダイヤモンドの指輪がでてきて、私の薬指にピッタリと収まってしまう。
その指輪がある薬指を撫でる蓮の指先。
「約束しただろ。ここはいずれなって。外すなよ」
よくよく見ると、指輪は、ネックレスとピアスとよく似ている。
前にも一度感じた感覚に、蓮を見上げた。
「男避けの最強アイテムが揃ったな」
なんて言って、笑っている。
「蓮にも女避けが必要だと思う。ペアの指輪つけたいな」
「…はぁ、煽る天才だな」
「…えっ」
夜空を彩る光をバックに、私達は口付けを重ねる。
自分の唇を拭う蓮の指先が妙に色っぽい。
「責任は、ちゃんと取らないとな」
その夜は、なぜか蓮の首元に必死でキスマークをつけるという遊びが始まる。