愛が壊れた時、策略御曹司の罠に堕ちていく

金を受け取って、『また何かあれば、言ってください』そう言い帰っていった。

遼はヒーローのように助けて、麗華の好感を得ようとして、この男をただで使ったようだが、兄貴の厳命を受けて、この男を俺が買収し、企みが筒抜けだったなんて奴は知らない。

一番は、誰も近寄らせずにすめばよかったのだが、予想外の事がおきるよりマシだと思い、男を遼の企み通り動かしたわけだ。もちろん、麗華には、絡んでくる奴がいるかもしれないという情報は、共有済み。

彼女だけが、知らなかったことだった。

彼女のおびえた表情を見た瞬間、頭に血が上り、捻りあげるだけじゃ気が済まず、肩まで外していた。

怖がらせてしまった…
他にいい方法があったのではないか?

なぜ、彼女を気にしてしまうのか自分でもわからなかった。

部屋に戻ると、遼が麗華の横で何やら話をしているが、麗華は塩対応で接し、彼女を連れて出ていく。

どうやら兄貴は近くで待機していたようで、早い迎えに苦笑し、俺も任務を終えて店を後にした。

前期末試験を終えて、皆が旅行へ行く中、俺は兄貴の元で仕事をさせらている。

学生をしながら副社長を務めるのも暇ではなく、することが山積みで彼女に会う機会もなかった。
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