愛が壊れた時、策略御曹司の罠に堕ちていく
リボンを結び終わり、肩にキスをしてから背後から抱きしめてくる蓮。

好きと認めてしまうと、もっと触れてほしいと思う。

「触ってもよかったのに」

「煽るな。我慢してるんだ」

腰に伝わる熱がなんなのかわかると、気恥ずかしく、頬が熱く赤くなる。

その頬にチュッ、チュッと宥めるようなキスをする蓮。

「もう俺の女だからな」

「うん、蓮の彼女になれて嬉しい」

「可愛いこと言いやがって。どうしてやろうか?」

「こうするの」

振り返り、蓮の唇に触れるだけのキスをした。

すると、蓮は嬉しそうに口角をあげて薄く笑う。

「キスはこうするんだ」

愛撫するように何度も唇を喰むキスが続いた。

桃花さん達の元へ戻ると、何人か同僚が増えていて賑わっていた。

素知らぬ顔で合流する蓮。

私は、蓮のように図太くないので、ドキドキしながら桃花さんの横へ。

「菜穂ちゃん、体調良くなった?」

どうやら、体調が悪くなったと思ってくれたようだ。

「…はい、ご心配おかけしてすみません」

「なんだったの?」

「…軽い熱中症だったみたいです。副社長が木陰がある所に連れて行ってくれて、水分とったおかげで、治ったみたいです」
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