恐怖探偵団と学校の七不思議
「じゃあ、れいにゃも一緒に先生の家に行こうよ!美味しいお菓子もあるし、ゲームもあるし、すっごく面白いんだよ!」

蕾は無邪気に笑う。その手を麗奈はすぐに振り払った。

「馬鹿じゃないの!?そんな暇がこの私にあるわけないじゃない!!私はこれから夜の十時まで塾なの!!あんたたちみたいに遊んでいる暇なんてないから!!」

蕾は落ち込んだような顔をし、桜の顔が怒りに染まる。優斗は無表情だった。どこか寂しそうな顔をした亮太が口を開く。

「なぁ、麗奈。お前、今のままでいいと本当に思ってんのか?勉強しかお前してねぇじゃん。そんな人生楽しいか?」

麗奈の中に怒りが込み上げる。しかし、いつもはスラスラと飛び出る言葉が今は出てこない。麗奈は四人に背を向けて走る。亮太が慌てた様子で何かを言いかけたが、止まることなく全力で走った。

「ハァ……ハァ……ゴホッ……ゴホッ……」

息が切れる。咳が出できた。麗奈はその場に蹲る。息が、咳が、ただ苦しい。

(咳が止まらない……)
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