恐怖探偵団と学校の七不思議
「いか、づち……?」

亮太だけではなかった。蕾、翼、優斗、日向、鞠、桜、みずき、夜々も走ってくる。混乱している麗奈は亮太に手を引っ張られ、立たされた。

「雷たち、何でここに?それにさっきの雷は何?」

「説明はあとだ。たくさん出てきたぞ」

翼が廊下を睨み付ける。一年生の教室で見た女性、四年五組にいた生徒や教師たち、その他大勢の幽霊が麗奈たちを取り囲んでいた。

「ひっ!」

麗奈が悲鳴を上げる。みずきが素早く麗奈を抱き締めた。

「大丈夫。大丈夫よ。私たちが来たから安心してね」

「おう!!俺らは恐怖探偵団だからな!!」

亮太がニカッと笑う。優斗が本を取り出し、言った。

「じゃあ、除霊を始めようか。……異能力・手を伸ばせば、群青!」

「異能力・かみさまのしっぽ!」と蕾

「異能力・真夜中のアリア!」と翼。

「異能力・レオ!」と鞠。

「異能力・さくらいろリップ!」と桜。

「異能力・探偵に玉簾の花束を!」と夜々。

蕾の頭に猫耳、臀部に尻尾が現れる。麗奈は驚いた。
< 39 / 54 >

この作品をシェア

pagetop