恐怖探偵団と学校の七不思議
「俺たちは強いからな。あんな雑魚敵じゃねぇ」

翼がフゥと息を吐く。まるで最初から何もなかったかのように、学校は静かになっていた。鞠が無傷な麗奈を見て言う。

「氷室さん。よく幽霊から逃げ回れたね。異能力使わないとヤバい奴ばっかだったのに」

「……正直、何度か死ぬかと思ったわ。でも不思議なことが起きてーーー」

麗奈が瞬間移動をしたことを話すと、みずきが目を閉じて何やら呪文を唱えた。目を開けた後、みずきは言う。

「私の霊力を分けたから話せるわ。出ておいで」

「……すごい。私、話せる」

そう言いながら姿を見せたのは、半透明のもう一人の麗奈だった。桜が「氷室さん!?」と驚く。もう一人の麗奈は「違う。私は麗花」と答えた。麗奈は目を見開く。

「麗花って、あの紙にあった名前……」

みずきが麗奈の肩に手を置いた。

「麗奈ちゃんは双子だったのね。でも、無事に生まれてきたのは麗奈ちゃんだけだった。麗花ちゃんは麗奈ちゃんの守護霊となって、ずっとあなたを守ってきたの」
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