凸凹だっていいじゃないか
油断大敵
なぜ私は挙げてしまったのか
「〜〜。こうして人類は、発達していったと考えられているのです。私たちは、……」
国語の授業、音読をしていた。
朗々と読み上げ、席に座る。
「矢野さん、音読素晴らしいですね。たくさん練習してきたのでしょう」
「あ、は、はい……」
先生、なんかごめんなさい。これぶっつけ本番です。
「では最初に戻って。次は……」
皆の注目が先生に集まり、少しだけ力が抜ける。
息継ぎのタイミングがわからなくて、酸欠気味だな……。
終わっていない板書を書き写して、合間にクルクルとペンを回す。
授業と関係のないことを考えていたら、あっという間にチャイムが鳴った。
えーっと、次は体育か。
もうそろそろ、大運動会だなぁ……。
5月にある大運動会は、クラスではなく学年ごとに色に分かれて勝負をする。
高校生は赤、青、黄、中学生は桃、空、山吹である。まあ言っちゃえば、中学は高校の色のパステルカラーだ。
横に掛かっているセカンドバッグから体操服を出して、着替え始める。
「今日の場所どこー?」
「体育館だよ体育館」
「ファースト?セカンド?サード?」
「うちの学校3コもないって」
「セカンドだってさー」
「iPadいる? いらないか」
「シューズだけでいいっぽいよー」
「さすがに水筒いるだろ」
「あっそうだ」
こんな会話が教室で飛び交うおかげで、耳を澄ませるだけで何を持っていくべきかわかるのは便利だと思う。
とはいえ、休み時間は10分しかない。
片付けに2分、着替えに3分、準備に2分、移動に2分だからギリギリだ。合計9分。
ものすごくバタバタするのは仕方がない。
着替えを終えて、お手洗いに行き、水筒とシューズをひっ掴んで、移動を始めたのだった。
……友と話すヒマもなし!!
国語の授業、音読をしていた。
朗々と読み上げ、席に座る。
「矢野さん、音読素晴らしいですね。たくさん練習してきたのでしょう」
「あ、は、はい……」
先生、なんかごめんなさい。これぶっつけ本番です。
「では最初に戻って。次は……」
皆の注目が先生に集まり、少しだけ力が抜ける。
息継ぎのタイミングがわからなくて、酸欠気味だな……。
終わっていない板書を書き写して、合間にクルクルとペンを回す。
授業と関係のないことを考えていたら、あっという間にチャイムが鳴った。
えーっと、次は体育か。
もうそろそろ、大運動会だなぁ……。
5月にある大運動会は、クラスではなく学年ごとに色に分かれて勝負をする。
高校生は赤、青、黄、中学生は桃、空、山吹である。まあ言っちゃえば、中学は高校の色のパステルカラーだ。
横に掛かっているセカンドバッグから体操服を出して、着替え始める。
「今日の場所どこー?」
「体育館だよ体育館」
「ファースト?セカンド?サード?」
「うちの学校3コもないって」
「セカンドだってさー」
「iPadいる? いらないか」
「シューズだけでいいっぽいよー」
「さすがに水筒いるだろ」
「あっそうだ」
こんな会話が教室で飛び交うおかげで、耳を澄ませるだけで何を持っていくべきかわかるのは便利だと思う。
とはいえ、休み時間は10分しかない。
片付けに2分、着替えに3分、準備に2分、移動に2分だからギリギリだ。合計9分。
ものすごくバタバタするのは仕方がない。
着替えを終えて、お手洗いに行き、水筒とシューズをひっ掴んで、移動を始めたのだった。
……友と話すヒマもなし!!