やめて先輩、私の平穏返してよ!
…んー、少し離れたところに女子。

やっぱり今までと少し違う?


「朱里の友達?が走ってくところすれ違ったから。」

「あー、優佳が。」


なるほど。

…じゃないよね?

だからって私のとこ来ないから、普通。


「朱里、顔赤いな。」

「あー、日よけ忘れちゃって。」


…なんで輝先輩にこんなこと話してるんだろう。


「…。」

「?」


え、なんで無言?

…なんか、考えてる?


「え。」


え?そんな何にも言わないで離れていくことある?

…なんだったんだろう。


「ま、いっか…?」


優佳まだかなぁ。

…暑ーい。



「って、わっ!

へ?」


なんか頭に

…タオル?

え?


「え、輝先輩?!」

「使ってないから、貸す。」

「へ?

…いやいや、大丈夫ですよ?」


…いろいろ、危ない。


「…いいから被ってろ。」

「…えっと。」


ここまで言われたら

…素直に借りる、べき?



「あ、ありがとうございます。

じゃぁ…お言葉に甘えて?」

「ん。

あ…俺、選抜出るから。」

「…選抜?」


先輩出るんだ。

やっぱり運動できる人だ…。


「そう、だから…。」

「?」

「…いや、じゃあ。」


え、何?!

っていうか、なんでそんな笑ってたの?

…。


「選抜…。」
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