やめて先輩、私の平穏返してよ!
―「菜々葉ー。

って、タオル。どうしたの?」

「なんか、輝先輩が…。」

「あー、なるほど。

…心配されたんだ。」


そう、なのかな?


「あ、輝先輩も選抜出るんだって。」

「へぇ、そうなんだ。」

「先輩が言ってた。」

「…見るの?」

「え。」


あー、そっか。

見てみよう、かな。


「…ん?」

「…見てみようかな?」

「いいじゃん!

…って言っても私も選抜だからそろそろ行かないと。」

「あ、そっか。」

「あ、これ、スポーツドリンク!」


…絶対すごく並んでたのに。

ちょっと申し訳ない。


「ありがとうー!

頑張ってね。」

「まだ予行だけどねー。

でも頑張る。ありがとう。」


…一人で観戦かぁ。

なんかなぁー。



―なんか、あっさりだったなぁ。

みんな早いからかな?



輝先輩も、早かったなぁ。

アンカーだったんだ。


「菜々葉ー!」

「!お疲れ優佳ー!

早かったよ!」

「一位ー!

二年の中でトップ!」


流石ー。

本番も楽しみだなぁ。


「輝先輩見れた?」

「うん。

アンカーだったんだね。早かった!」

「女子の応援すごかったもんね。」

「ねー。」


あ、そうだ。

タオル返しに行かないと。
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