やめて先輩、私の平穏返してよ!
「…っと、だから言ったのに。」

「…せ、先輩!

わ、えっと…すみません。」


いつの間にか輝先輩が後ろにいて、支えてくれた。

…だから言ったのに…って、その通り過ぎる。

とりあえず退かないと。


「別にいいけど、やっぱり保健室行くよ。」

「…はい。

あ、でも一人でいけますから!」


…たぶん。

でもこれ以上先輩といるわけにはいかない!


「…今倒れそうだった人が何言ってんの?」

「た、立ちくらみなので大丈夫です!」


…せ、先輩の視線が痛い。

呆れたようにため息をつかれた。


「信じるわけ無いじゃん。」

「…。」


…まぁ、わかんなくない。

私だって、先輩の立場だったら信じない。


「って、ここで長話してどうすんだよ。

行くよ。」

「だ、だから一人で行けます。

っていうか手離してください!」


先輩に手首を掴まれて連れられる。

っていうか、早いし!

反抗するように腕を引っ張ってたら…


「せ、んぱい?!」
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