やめて先輩、私の平穏返してよ!
―保健室の先生には即ベッド行きを言い渡された。

わかってたけど…。



クーラーの効いた保健室は外とは比べ物にもならないほど涼しかった。

先生からタオルに包まれた保冷剤をいくつか渡され、身体の至る所に置かれた。

…あー、この時間からじゃあもう選抜リレーは見れないなぁ。

優佳にもあってないし…。



ちょっとずつ冷静になる頭。

…改めて考えれば、あのとき先輩に言われたとおり保健室に来てればあんなことにもならなかったなぁ。


「私のせい、ね。」


それだけじゃない気もするけど…!



なんか、考えれば考えるほど恥ずかしさも思い出される。

やめよ…。

…はぁ。



あ、そっか。

輝先輩も選抜じゃん。



…その前にここまで運んでもらっちゃったの…少し、申し訳ないなぁ…。



きっと今頃、グラウンドの女子は大変な騒ぎだろうな。

でも先輩は、なんてこない表情で選抜の準備でもしてるんだろうな。



…先輩は、そこだけはいつもどおりかも。

でもやっぱりヘンだったよ…。
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